レンズ沼におこしやす
2017年6月16日

レンズ沼におこしやす


こんにちは。グラムスタッフのM子と申します。
趣味で写真を撮っていますが、趣味がレンズなのでは?という疑惑を持たれています。

さて、
「うちの愛犬を最高に可愛く撮りたい!」
というだけの気持ちで買った初めての一眼レフ。

一眼レフ購入をきっかけに、講座に通い、そこでカメラ仲間に出会ってレンズ情報の交換を楽しんでいたら、いつのまにか『社内一のレンズ持ち』となってしまった(らしい)私。
そんな私が、ウッカリ足を踏み入れてしまったのがオールドレンズの世界です。

オールドレンズとは、フィルム時代に使われていたレンズのことで、 本来は、フィルムカメラに装着して使用しますが、 専用のアダプターをレンズとカメラ本体の間にかませることで、デジタル一眼レフやミラーレスカメラに装着することができます。


(写真:現在、私の手元にあるオールドレンズ3本)

これが密かに人気急上昇中。
インスタグラムで「#◯◯(レンズの名前)でつながりたい」というハッシュタグを付けている人がいたら、その人はきっとオールドレンズにハマっている人です。

ではなぜ、わざわざオールドレンズを手に入れたいのでしょうか。

「手ぶれ補正もないんでしょ?ピント合わせが大変じゃない!」
「古いレンズは精度が悪いのでは…」
と思われる方もいらっしゃると思います。
私もはじめはそう思っていました。

実は、それらこそがオールドレンズの魅力なんです。
フォーカスの甘さや、彩度が強くない仕上がり、現代のレンズでは想像できないようなボケ具合…などなど。
しかも、レンズひとつひとつが違う個性を持っているので、自分好みのレンズを見つける!という宝探しのようなワクワク感もある!

レンズの構造の違いから、玉ボケが星型になる(インダスター61など)レンズ、泡のように丸い玉ボケがブクブク(トリオプラン、ドミプランなど)と生まれるレンズもあります!

そしてそして、彩度が低めでレトロなしあがりになったり、ときにはフレアやゴーストがたっぷり入ったり、ボケ玉が四角になるレンズがあったり、玉ボケが中央から周辺(四隅に向かって)にぐるぐると渦を巻くように発生するレンズも!

・・・・・(落ち着け)

言うことを聞いてくれないじゃじゃ馬の手綱を引くような扱いづらさもあるのですが、 仕上がりが何とも味がある柔らかくレトロな描写になったり、ときにはこっくりとした何とも言えない円やかな色味を出してくれることもありました。

ちなみに冒頭の欅の写真は「ヘリオス44」というロシアレンズで撮影したものです。
周辺がグルグルボケになっているのがわかるでしょうか?

それぞれの特徴が個性的なので、オールドレンズを知れば知るほど、あれも欲しいこれも欲しい、という気持ちがふつふつと湧いてきてしまうのです。

というわけで、表題に戻ります。
ふと耳元でささやかれるわけです。
「さあ、レンズ沼へおこしやす~」

★参考情報:こちらもどうぞ
安く楽しむオールドレンズ入門まとめ
初心者の初心者による初心者のためのオールドレンズ解説の記事です。
分かりやすくまとめてあるので、私も参考にしています。

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